デンタルインプラントメモ(4)
患者にできることはたった2つ
デンタルインプラント治療全体の中で、患者が建設的な行動を取ることのできるポイントは実は2つしかなさそうだ。
1つ目は歯科医院選びである。もし本当にデンタルインプラント治療を受けるつもりであるならば、ありとあらゆる努力をして、信頼のおける歯科医師、十分な設備のある歯科医院を選ぶべきだ。それをせずして、なんとなく身を預けるのは自殺行為だと思う。いくらブローネマルクシステムの成功率が高いと言っても、経験のない医師が不十分な設備で行えば同じ確率で成功するはずはなかろう。逆に、ブローネマルクシステムの上にさらなる研究研鑽を積み上げて、より安全確実な術式に高めている歯科医だっているかもしれない。そういう歯科医に任せれば今度は逆の意味で同じ確率というわけにはいかないだろう。
2つ目はプラークコントロールだ。デンタルインプラント治療がいかに成功裏に終わっても、その後のプラークコントロール次第では義歯を失ってしまうことはもうはっきりしている。そもそもやるべきことをより確実にやらなければならないだけなので、努力すべきだと綺麗に閉めたいところだが、実はそこには未だ落とし穴があることも覚悟すべきだ。努力してできるならば問題ない。例えば何らかの事情でプラークコントロールの努力が困難になった場合、どうなるのか。ただ、そんな起きるかどうかわからぬ事態のために、現在項確率で受けられる恩恵を棒に振るのもどうなのか。線引きが難しい。
